ベルリン~ケルン~マインツ~ケルン~パリ&パリ北駅での思い出

 

 

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            曇り空の下のマインツライン河

 

ベルリン中央駅で座席チケットを確保してアムステルダムへ向かうため列車に乗り込みました。

アムステルダムへはケルン中央駅で乗り換えます。

 

ケルン中央駅の前はライン河です。

 

今日は天気が良く、車窓から見たライン河は陽の光できらきら輝き、川岸に157mのケルン大聖堂が見えて絶好の眺望でした。

 

眺めに魅了されているうちに、ケルン中央駅での乗り換えを忘れ、

気が付けば、列車はライン河沿いを南に下っていました。

 

仕方なく、明日はパリのホテルの予約があるため、アムステルダム行きを諦めました。

 

今日の行先は、

①シュトゥッガルトまで行き、明日パリに向かう

②コブレンツかマインツに泊まり、ケルンに戻りパリへ行く

か、迷いましたが、

結局、

シュトゥッガルトは到着時間が遅くなるので止め、

②に決まりました。

 

コブレンツ、マインツはいずれも以前自転車旅で滞在した街なので、ともに懐かしくどちらにしようか思案しましたが、

車窓から見たコブレンツは観光客で混雑していてホテルを探すのが難しそうだったので、マインツに泊まることにしました。

マインツでは駅前のホテル断られましたが、歩いて数分の所に無事チェックインすることができました。

 

マインツの街の裏通りは、落書きがしてあったり、ごみが散らばっていたり、以前とは違った印象を受けました。

 

翌早朝、ライン河まで散歩した後ケルンへ向けて出発しました。

 

ケルン中央駅ではパリ行きの新幹線タリスの出発時間が迫る中、

座席指定券を得るためにドイツ鉄道のチケット売り場に行きましたが、長い行列が出来ていました。

 

友人がちょうど居合わせた駅員にどうしたらいいか訊ねたところ、

 

新幹線タリスはフランス、ベルギー、オランダ、ドイツ四か国による共同出資で設立された会社なので、

駅の外へ出て通りを隔てた向かい側にあるオフィスに行かなければならないことが分かり友人が大急ぎで購入に走りました。

 

タリスはケルンを昼過ぎに出発し、パリまで3時間24分の所要時間で到着です。

 

ブリッセル近くになると雨が降り始め、

暗い空と、濃い赤茶けた建物のブリッセルの街々、延々と続く線路際の壁の落書きが印象的でした。

 

車内ではパスポート提示の検問があり、ドイツやオーストリアチェコとは違った雰囲気を感じ、午後4時過ぎにパリ北駅に到着しました。

 

北駅には十数年前に訪れましたが、その時と較べるとアフリカや中東系の人が増えたような気がしました。

 

また北駅には思い出があります。

十数年前、シャルルドゴール空港から高速郊外鉄道RER B線に乗るため、ドゴール空港駅で切符を買うとき、時差ボケかぼんやりして前の人と同じに言ったら11枚綴りの回数券を買ってしまいました。

 

北駅で払い戻しを受けるよう指示され、北駅に着いてオフィスに行くとここではだめ、00事務所へ行けと地図を書いてもらい、そこへ行くとここではだめ他へ行って払い戻してほしいとあちこちたらい回しされ、

その度毎に柵を乗り越えたり改札を出たり入ったりしているうちに、

怪しい者と誤解され、鉄道公安官4人に取り囲まれ羽交い絞めにされました。

言葉は通じないし、どうしようかと焦りました。

とっさにポケットに入れた回数券を見せたら、

なぜか彼らは笑顔になり無罪放免された記憶があります。

 

地下鉄でホテルに向かおうとしたのですが、北駅の中に僕たちの乗る地下鉄の駅が見当たりません。

構内をうろうろしているうちに、駅は廃止され乗車するには雨の中を200m歩かなければならないことが分かりました。

 

途中で乗り換え雨の中、ホテルに到着しました。