ウィーン グーグル検索は世界共通
ウィーン
ウィーンの繁華街はイースターを楽しむ人達で賑わっていました。
住宅街は小さなスーパーは店を閉め、
車も少なく休日らしいのんびりした雰囲気が漂っていました。
地下鉄に乗り、着いた駅kardinal-nagl-platzは
石造りの建物と石畳の静かな街です。
温かい陽ざしの中を乳母車を引いたお母さんが歩いています。
地図を見ながらホテルを探そうとしましたが、
方向感覚が掴めずさっぱりわからない。
で、道を訊ねることにしました。
年配の人に聞いたら要領を得ません。
やはり若い人に限ると、
通りがかった学生らしい女性に訊ねたら、
さっとカバンからスマホを取り出しグーグルで検索し始めました。
な~んだグーグル検索は世界共通なんだなあ。
コンピューターは
世界中の人たちの行動、思考を同一化している。
ならば、やがて民族や人種や宗教の垣根が低くなり、
相互理解が容易に進むのかなあ、
とふと考えたりしました。
昔シルクロードの小さな村で食事をした時、
その地方独特の香辛料が強く食べることが出来なかった。
が、様々な人が品物を持ち込み人々の交流の多いクチャの町では味はまろやかになりました。
まったく問題なく美味しくいただいた。
Here Comes The Sun
ウイーンへ行くために、レールジェットで
ミュンヘン中央駅を出発したのは午前9時半。
車内は混んでいて、席に座れない人が大勢いました。
途中左の車窓に、
緑がしきつめられたなだらかな丘が続き、
青い空と緑の斜面とその斜面に丘の頂まで伸びる一本の白い細い道が
コントラストとなって
イースターの朝の輝きを表しているように見えました。
やがて右手後方遠くに、スイスのインスブルックの方面でしょうか
雪を頂いたアルプスの山々が見えました。
ウィーン中央駅に着いたのは13時半。
外へ出ると温かい陽ざしが降り注ぎ、
近くの公園に行ってみると太陽を浴びて語らう人々の姿がありました。
昨日のミュンヘンとはうって変わりウィーンは最高気温は19度
公園の人たちから、長い厳しい冬が過ぎて春が来た喜びを感じました。
ジョージハリソン「Here Comes The Sun 」
のメロディーが自然に口をついて出てきました。
ミュンヘンからウィーンへ QBB railjet
(ミュンヘン中央駅発ウィーン中央駅着
QBBオーストリア連邦鉄道レールジェット)
ミュンヘン空港からSバーンでミュンヘン中央駅に着いたのが 19時。
日曜の夕方にも関わらず、
電車に乗り降りする人、駅ナカのカフェやスーパーに入る人で
混雑していました。
まず予約のホテルへと向かおうと思ったのですが、
ホテル名と電話番号しかメモしてありません。
仕方がないので電話しましたが繋がらなかったし、
繋がったとしても言葉が分かりません。
丁度通りかかった警備員にホテルの場所を聞いたのですが、
肩をすくめるだけで途方にくれました。
駅近のホテルと分かっていたので、とりあえず周辺を探そうと、
私たちが泊まれるグレードのホテルがありそうなエリア側へ出ました。
今日のミュンヘンは最高気温8度、最低気温4度。
リュックからハーフコートを取り出し、襟を立てて、
周辺を回りましたが、当然見つかるはずがありません。
店は閉まっているし尋ねようにも人影がありません。
仕方がないので、
どこでもいいから泊まろうと、近くのホテルに入って、
念のために聞いたら、
ワンブロック先にあることがわかり、
無事に、東京で予約したホテルにチェックインすることが出来ました。
2018年ヨーロッパ列車旅行の旅程です
当初はドイツ、オーストリア、ブルガリア、チェコを周ろうかと考えていました。それで3か国、もしくは4か国用のセレクトパス購入の予定でした。
が、友人と話をするうちにせっかくだからフランスにも行こうと相談がまとまり、ユーレイルパス参加国が周遊できるグローバルユーレイルパスを買いました。
それから二人以上のグループが同一の旅程で乗車する際に割引になるセーバーパスを選択しました。このパスは団体旅行券のようなものなので、ふたり合わせて1枚しか発行されませんでした。
予定した計画は、ミュンヘン、ウィーン、プラハ、ベルリン、アムステルダム、パリ、マルセイユ。
マルセイユ以降は成り行き次第で、と友人と話し合っていました。
マルセーユからニース、ジュノバ、ミラノからミュンヘンへも魅力あるプランだし、リヨン、ジュネーブを経由してチューリッヒ、フランクフルト、ミュンヘンへ戻るのもありかなと色々迷いました。
結局、ミュンヘン、ウイーン、プラハ、ベルリン、マインツ、パリ、マルセイユ、チューリッヒ、アウグスブルグ、レーゲンスブルクの旅程でミュンヘンに戻ってきました。
ベルリンからアムステルダムへは、ケルンで乗り換えるのですが、乗換駅をデュセルドルフと勘違いし、そのままライン河を南下してしまいました。
仕方がないので、ライン河沿いのマインツに泊まりました。以前、自転車の旅で滞在した街ですが、今回裏通りを歩き、落書きやごみが散らばっていて違った印象を受けました。
1都市1泊又は2泊の慌ただしいものでしたが、各国の都市の雰囲気は味わえたし、各国の列車には乗れたし、ビールやワインは美味いしくて、楽しい旅でした。
2018年 不動産屋共同経営者になった私が 好きな旅と歌と演劇と不動産を語る
初めまして
僕は旅が好きでよく個人旅行に行きました。
が、癌に罹ったこともあり
暫くは自重し近場やツアー旅行で我慢していました。
最近は旅をしたい意欲も湧いてきました。
以前は車や自転車での旅は経験しましたので、今度は列車で旅したいと思っていたところ、
マイルが貯まったので、いいタイミング!と、飛行機はマイル、ユーレイルパスは自費購入して、4月に友人と16日間ヨーロッパ5か国を回ってきました。
16日間の旅は、
桜満開の東京を出発し、桜満開のドイツを後にする桜の旅でした。
ヨーロッパと東京の季節は半月遅れのようで、東京で云えば3月中旬の気候でしょうか。
3月中旬は三寒四温、寒かったり温かくなったりを繰り返し春を迎えます。ヨーロッパ最初の地ミュンヘンは8度、次の地ウィーンでは20度と衣服がかさ張りもう少し時期をずらせばよかったなあと。
列車が混雑するのはイースターとバカンスの時だけだそうですが、列車内はイースターの時期に重なったため混雑し、Bad Timingでした。
もちろんホテルも一杯で、予約しなかったドイツのベルリンや突如予定を変更して行ったレーゲンスブルク(ミュンヘンから列車で1時間半程の所にある)ではホテル探しに右往左往しました。